ご挨拶

尾藤 晴彦
第44回日本神経科学大会 大会長

(東京大学 大学院医学系研究科 脳神経医学専攻 神経生化学分野)

第44回日本神経科学大会へようこそ。

神経科学は、この20年で飛躍的な進化を遂げ、文理の壁を越え領域横断的な脳科学、そして認知症や脳とこころの病を克服する脳医学として急速に進展しています。このため、新発見や定説打破にチャレンジし続ける研究者同士が最新の研究成果や技術を交換し、情報発信と切磋琢磨を着実に行える場を実現する大会の意義は益々高まっています。第44回大会ではTowards global neuroscienceを標題に、世界が神戸でひとつになり、特にChina-Japan-Koreaの神経科学の協力を高めていく契機となるプラットフォームの実現を目指します。

コロナ禍でのphysical distance確保に留意しつつ、新たな発見を目指す研究者が集い熱い心を通わせる「場」を皆さんと一緒に作り、新しいアイデアが生まれるチャンスを創りましょう!そして参加者同士が情報収集と活発な討論を通じて、新たな着想や価値を生み出し、これをきっかけに神経科学をさらに発展させましょう!

神経情報伝達がシナプス・ニューロングリア・神経回路にてどのように規定されるのか。脳情報動態が紡ぐ統合システムにより行動がどのように生まれるのか。また、個体間の双方向性情報伝達により「こころ」のふれあい、他者との共感、意識・自己実現がどのように成り立つのか。このような多面的な「脳とこころ」の謎に、学術的に真正面から立ち向かうことが可能な時代が訪れつつあります。このような時代の到来に尽力して下さった世界各国の研究者と会員の皆さんが神戸で一堂に会するとともに、本学会での有為の集いが端緒となって、未来を担う一人でも多くの会員の研究が今後飛躍することを心から願っています。

神戸で神経科学をエンジョイしましょう!


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